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2017-09-19 (Tue)
前回記事「日本昆虫学会論文賞受賞の栄誉:一共著者として」でお知らせした、日本昆虫学会論文賞(他の多くの学会の学会賞に相当)の賞状が先日、論文共著者の一人である私のところにも届きました(写真1)。

日本昆虫学会論文賞2016年度2件のうちの1件の賞状 
写真1 日本昆虫学会論文賞2016年度の賞状(2論文のうちの1論文) (写真はクリックで拡大します)

賞状を手にとった瞬間は、このように高い評価を受けた共同研究の一端を、ささやかながら担うことができたことの喜びに、私をあらためて浸らせるものでした。

副賞の賞金も著者グループに授与されましたが、残された著者グループの総意により、受賞の知らせを受けることなく逝去された第一著者の正木進三先生の功績を顕彰する会に全額寄付することにしました。

写真2は、正木先生の在りし日の姿です。

阿寒ボッケで調査中の正木先生1996年秋 
写真2 阿寒湖畔ボッケでコオロギ類を調査中の正木先生(1996年秋)。

正木先生の、昆虫への慈しみと、その生息環境への鋭い眼光を感じさせるシーンとなっています。

写真3は同じ時期に、阿寒湖外輪山でマダラスズ(写真4)を調査中の私(右)と、第二著者の相馬昌之さん(当時は大学院生、指導教員は私)です。

阿寒湖外輪山でマダラスズを調査中の生方と相馬さん1996年、秋
写真3 阿寒湖外輪山でマダラスズを調査中の生方と相馬さん(1996年秋)

論文に使われた、野外におけるマダラスズ個体群の季節変動のデータは私の指導の下での相馬さんの粘り強い定期調査の産物です。

阿寒国立公園には、数カ所の地熱を伴う噴気孔原(ボッケ)(写真5)が散在しており、それぞれが冬も鳴くマダラスズの生息地になっています。

それぞれのボッケにおける生息状況の網羅的調査や、特定のボッケの植生・地温・コオロギ類分布マップ作成のための共同調査の企画と指揮は私が担当しました。

その後、各ボッケおよび非ボッケのマダラスズ個体群相互の系統関係の分析に必要なアロザイムおよびDNAの分析には、それぞれ、後に共同研究に加わった北大グループ、神戸大グループの貢献がありました。

この研究のそもそもの発端や、研究の中での正木先生の大きな役割については、以前の記事「北海道の真冬に鳴くコオロギ:マダラスズの不思議」に詳しく紹介しています。

また、論文の概要は、過去記事「Ground crickets singing in winter: 熱孤島のマダラスズ」の中で紹介しています。

併せてご覧ください。

マダラスズ♂(1)161014 
写真4 マダラスズ♂、さいたま市で2016年秋に撮影したもの(再掲)

冬も鳴くマダラスズの生息する阿寒湖外輪山、2012年、
写真5 冬も鳴くマダラスズの生息する噴気孔原(ボッケ)の一例:阿寒湖外輪山(2012年秋)。



以下2017年度論文賞について、日本昆虫学会ホームページから抜粋したものです。

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論文賞


和文誌「昆蟲(ニューシリーズ)」と英文誌「Entomological Science」の前年度の巻に掲載されたものから2論文が選考されます。
詳細は、日本昆虫学会論文賞選考細則参照

2017年度

Kosei Hashimoto, Koh Suzuki & Fumio Hayashi:
Unique set of copulatory organs in mantises: Concealed female genital opening and extremely asymmetric male genitalia. 
Entomological Science, 19(4), 383-390

Sinzo Masaki, Masayuki Soma, Hidenori Ubukata, Haruo Katakura, Rie Ichihashi, Zhuqing He, Nobuaki Ichijo, Norio Kobayashi & Makio Takeda:
Ground crickets singing in volcanic warm “islets” in snowy winter: Their seasonal life cycles, photoperiodic responses and origin.
Entomological Science, 19(4), 416-431

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2017-09-19 (Tue)
今年度の日本昆虫学会論文賞(他の多くの学会の学会賞に相当)の受賞者が発表されました。

2受賞論文のうちの1論文は、弘前大学名誉教授の故・正木進三先生を筆頭著者とする9名の共著者による、「雪の冬の火山性の温暖な「小島」で鳴くコオロギ―その季節的生活環、光周反応および起源」(英文)となりました。

(生方秀紀@トンボ自然史研究所代表)も、共著者の一人として、その栄誉の一端に浴する結果となり、共著者とともに喜んでおります。


以下、日本昆虫学会ホームページの当該頁からの抜粋です。

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論文賞


和文誌「昆蟲(ニューシリーズ)」と英文誌「Entomological Science」の前年度の巻に掲載されたものから2論文が選考されます。
詳細は、日本昆虫学会論文賞選考細則参照

2017年度

Kosei Hashimoto, Koh Suzuki & Fumio Hayashi:
Unique set of copulatory organs in mantises: Concealed female genital opening and extremely asymmetric male genitalia. 
Entomological Science, 19(4), 383-390

Sinzo Masaki, Masayuki Soma, Hidenori Ubukata, Haruo Katakura, Rie Ichihashi, Zhuqing He, Nobuaki Ichijo, Norio Kobayashi & Makio Takeda:
Ground crickets singing in volcanic warm “islets” in snowy winter: Their seasonal life cycles, photoperiodic responses and origin.
Entomological Science, 19(4), 416-431

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このマダラスズの受賞論文研究経過要約は、それぞれ当ブログの以下の記事で見ることができます。



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2015-11-01 (Sun)
もう11月、早いものですね。

新着記事までもう少々おまちください。

以上、広告対策でした。

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