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2017-02-02 (Thu)
暖冬続きの1月21日、好天に誘われて、カメラをぶら下げてテクシー(若い人にはわかるかな?テクテクが語源)で自宅を出発、春探しです。

1月にはいってからこの日まで、最寄りのアメダスポイントのデータで、最高気温10℃以上が11日(2日に一度以上の計算)。
この日の午前11時半~12時の気温は10℃前後。
ということで、花、虫、鳥、水、空気、それぞれに何か春の兆しを期待して。。。

しかし、北寄りの季節風は強く、体感気温はなかなかのもの。
家の近くの小さな川の岸辺を見ると、ススキの穂がしなやかになびいていました(下の写真)。

ススキ170121
 季節風になびく、川岸のススキ(写真はクリックで拡大します)

後から調べたアメダスデータでは、北北西の風、最大瞬間風速14mとなっていました。
写真の背景が黒いのは、土手の西斜面のため、朝日が当たっていないためです。

少し歩くとそこには小さな梅園があり、大部分は固いつぼみのままでした。
しかしよく見ると、2,3の木では、チラホラと梅の開花が見られました(下の写真)。

梅170121 
 春を告げる梅園の早咲きの花

小さな畑地のはずれの草むらにたたずむと、赤紫や青の小さな花々が春を告げるように私を迎えてくれました。

一番多く咲いていたのが、ホトケノザLamium amplexicauleです(下の写真)。

ホトケノザ170121
 ホトケノザLamium amplexicaule

写した花弁ををパソコン画面で拡大すると、なかなかオシャレな化粧をしていることに気づかされます。
花弁がくびれているところなどは、たいへん個性的。

そのホトケノザの大群衆に囲まれるように大人しく咲くのはオオイヌノフグリVeronica persicaです(下の写真)。

オオイヌノフグリ170121
 オオイヌノフグリVeronica persica

こちらも、花を壺にたとえれば、壺の底の部分が黄色に染まり、スパイスを振ったかのように、紺色の小さな斑点がちりばめられています。

蜜を求めてやってくる小さな虫たちにとって、花たちのこの化粧は、仕事帰りのサラリーマンを誘い込む赤や青のネオンサインのような効果があるのではないでしょうか?

そして、サラリーマンはそこで財布を軽くして家路に就き、虫たちは花粉にまみれて重くなった脚をぶらさげながら次の花へと向かうのでしょう。

オオイヌノフグリの雄蕊の先(葯)には、たっぷりと花粉が陳列されています。

花粉を虫に運ばせ、有性生殖の有利性(適応度の高い遺伝子を血統の中に寄せ集める)を謳歌するこの「戦略」が1億年以上前*に生まれ、それが現在まで綿々と続き、発展してきていることには、驚嘆せざるをえません。

引用文献:
*ScienceDaily (2012) Science News. First ever record of insect pollination from 100 million years ago. May 14, 2012.


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2016-12-11 (Sun)
前回記事の大正大学編に続いて、今回は日本大学の秋の1シーンをご紹介します。

日本大学は、学生総数日本一、18学部(短期大学部、通信教育部、松戸歯学部を含む)、22大学院、20キャンパスのマンモス私大。
私が非常勤講師として環境教育論を講じているのは世田谷区にある文理学部です。

世田谷キャンパスは、東京23区内にあるキャンパスにしては広々とした雰囲気で、キャンパス設置当時からあったと思われるケヤキの大木が、私から見て、シンボル・ツリーとなっています(下の写真)。

日本大学文理学部の秋(1) 
日本大学文理学部の秋景。2016年11月中旬撮影。(クリックで拡大)

画面中央のビルに寄り添うように立つのがケヤキで、その葉の色の移ろいが目を楽しませてくれました。

この写真を写したところで振り返ると正門があり、正門と道路向かいには百周年記念館があります。
この記念館の正面玄関一面に、2016リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピックに出場した11名のアスリートの名前と出場種目が大書されたポスターが掲げられています。

日本大学文理学部の秋(2) 
日大文理学部百周年記念の玄関に掲げられたアスリート名。12月上旬撮影。

それらの中には、陸上400mリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥さん、シンクロナイズとスイミング銅メダルの三井梨紗子さん、パラリンピック水泳銀・胴メダルの木村敬一さんの名もあります。

先日、正門を入ってすぐの配布コーナーで受け取った日本大学新聞には、日大野球部が東都大学リークで12年ぶり23回目の優勝を飾ったことが大きく報道されていました。

日大は来年早々の箱根駅伝にも出場することになっていて、今まで他人事としてこの駅伝を見ていた私も今度は手に汗を握り応援することになりそうです。

おっと、講義の準備も怠りなくやっていますので。
そのおかげで、ブログの更新は怠りがち。これ、ホントです。


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2016-12-06 (Tue)
関東地方の平野部は、今がイチョウの黄葉のベストシーズン。
私が非常勤講師として週1日出勤している大正大学(豊島区西巣鴨)のキャンパスのシンボルツリーはイチョウ、しかも小ぎれいに整えられた並木です。

先週の葉の色付きの様子から、今週、つまり今日が一番の撮影日和になるのでカメラ持参と決めていました。

そして今日。
あいにくの強い西風でイチョウの葉は空を舞い、並木道を秋の装いで飾っていました(写真)。

大正大学キャンパスの秋
(写真はクリックで拡大します)

さて、私はこの並木の右奥に見える講義棟で昨年春から、動物生態学の講義を担当しています。

100名余りの文系の学生相手ですが、基本的な知識と軸になるロジックをわかりやすく整理して話すように心がけています。
また、具体的な動植物の画像やビデオを添えたり、日常生活や政治や社会の動きなどの中から例え話を持ち出すなどして、理系が苦手な学生にも興味を深めてもらえるよう工夫するようにしています。

学生の毎回の感想カードの採点は、結構時間もかかりますが、学生の素朴な質問やユニークな発想に触れることができ、私の愉しみの一つとなっています。

次回記事では、私のもう一つの出勤先である日本大学の秋を取り上げる予定です。


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2016-02-19 (Fri)
今日(2月19日)は、移動性高気圧に覆われ、さいたま市は朝から快晴。予想最高気温は16℃。

近くの樹林の多い公園では何か虫たちが飛んでいるかもしれない、また可憐な花々が咲きだしているのではと、早目の昼食もそこそこに、カメラを片手に出かけました。

トンボはもとより、ふわふわ飛ぶ小型双翅目(ハエ目)の姿も目にしませんでしたが、シジュウカラの番がしきりに鳴く林に続く道端には、可憐なオオイヌノフグリVeronica persicaの花があちこちに仰向けの姿をさらしていました。



少し移動した先の南向きの土手斜面の草むらには元気にカントウタンポポTaraxacum platycarpumの花が輝いていました。
総花は皿のように大きく広がって、なかなか見事です。
セイヨウタンポポに負けないでいつまでも命をつないでと声をかけたくなります。



ほかの花や虫が見当たらないので車で移動して桜区役所の敷地へ。
狙いは早咲きの桜です。

駐車場周りに植栽されたカワヅザクラCerasus speciosa x C. campanulataは五分咲きで、ほんのりと蜜の香りを漂わせていました。



いくつかの木を順に見ていくと、1本の木では、2,3匹のミツバチがも蜜と花粉を集めにきていました。

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後脚の脛節にある「花粉バスケット」にたっぷりと花粉団子を練り込んで、せわしなく、一つの花から次の花へとブンブン移動して蜜を吸っていました。
ミツバチさんに、なんだか元気をもらった気分で家路につきました。

明日はまた冬に逆戻りのようです。

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2015-04-15 (Wed)
4月のど真ん中、久しぶりの好天に、カメラを肩に、自宅からほど近い「田島ヶ原サクラソウ自生地」(さいたま市桜区)に出かけました。

国の特別天然記念物に指定されている国内随一のこの自生地では、今日もサクラソウや各種の草花が咲き競っていました。

主役のサクラソウは脇役のノウルシたちに押しくらまんじゅうされながらも、鮮やかな桜色で頬を染めていました。

フェイスブック仲間からはチラホラとトンボの便りが届きますが、この一帯のトンボの春はこれからのようです。

サクラソウ
サクラソウPrimula sieboldii
 ↑クリックで拡大します(以下同様)

ノウルシ
ノウルシEuphorbia adenochlora

シロバナタンポポ
シロバナタンポポTaraxacum albidum

ヒキノカサ
ヒキノカサRanunculus ternatus


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