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2019-04-20 (Sat)
ソメイヨシノが葉桜となり、春の進行が感じられる中、虫たちの姿を求めてさいたま市内の園地を訪れました(4月16日午前10~11時;気温17から18℃)。

トンボの姿はありませんでしたが、キリウジガガンボ、アシブトハナアブ(以上、前回記事参照)やセイヨウミツバチ(次回記事予定)の他、3種の蝶を撮影することができました。


キタキチョウ

まずはキタキチョウ Eurema mandarina (de l'Orza, 1869) です(写真1、2)。

キタキチョウ 
写真1 キタキチョウ Eurema mandarina (写真はクリックで拡大します)

キタキチョウ 
写真2 キタキチョウ Eurema mandarina 同一個体

花から花へと飛び歩いて、蜜を吸うしぐさを繰り返していました。

翅の先端のこの千切れ方は、何かに噛みつかれたのを振り切って逃げた際のものでしょうか?

まあ、この程度の欠損であれば、飛行機でも飛行可能ですから、蝶のほうも計算済みなのかもしれません。

トカゲが尻尾の先を捕食者に差し出して逃げおおせる戦術を採用していることを連想させます。

写真1,2とも、蜜を吸われている(吸わせている)のは、ヒメオドリコソウ Lamium purpureum Linnaeus, 1753 であることが、図鑑やネット画像で確認できました。


モンシロチョウ

キタキチョウを撮り終えて道端の草地から少し奥の草むらに目を転ずると、モンシロチョウ Pieris rapae (Linnaeus, 1758)が飛び回っていました(写真3)。

モンシロチョウ 
写真3 モンシロチョウ Pieris rapae

草の葉にとまったところで、私がカメラのレンズを向けながら近づき1,2回シャッターを押すと、飛び立ってしまいました。


キタテハ

最後は、キタテハ Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758)です(写真4,5)。

キタテハ 
写真4 キタテハ Polygonia c-aureum

キタテハ 
写真5 キタテハ Polygonia c-aureum 同一個体

写真4のように翅を閉じてとまり、翅の裏だけ見えているとシータテハやエルタテハの名前が頭に浮かびます。

翅を開くと(写真5)、キタテハの特徴(後翅の表面の黒斑中に水色の小点がある、ほか)が確認できました。

この個体、吸蜜植物でもなく食草でもない落葉・枯草の上にとまって、何をしているのでしょう?

翅を閉じると枯葉とそっくりな色になりますので、身を隠しているつもりなのでしょうか?

それでも、翅を開くと目立ってしまいますね~。

ところが、この目立った色彩が捕食者に対して「捕まえられるなら捕まえてごらん!」と挑発し、相手に「此奴(こいつ)はそれほどすばしっこいんだ」と思わせて深追いを断念させる効果を持っているのかもしれません。

この日に撮ることができた蝶はこれだけです。

次回記事では、この日に見た同じ訪花昆虫であっても、蝶とはちがって、「一刺し」のあるセイヨウミツバチを取り上げます。


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