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2015-09-13 (Sun)
私が住んでいる さいたま市は開発が進んでしまい、豊かな森林に囲まれた汚染のない河川や池沼はもはや存在しません。
そこで、より多様なトンボ達に出会うためには、数十キロメートル車を走らせ、県境近くの丘陵地を目指す必要がでてきます。

9月の秋雨前線が北へ押し上げられて久しぶりの晴天になった昨日、待望の丘陵地行きを敢行しました。

最初に行った場所は里山の棚田に沢からの細流が流れ込んでいるところ。

お目当てのオニヤンマ、去年は見たのですが、今年は中々現れず、賑やかなシオカラトンボ達には目もくれずに次の場所に移動。

今度は沢地形のところに小さな溜池のあるところ。
シオカラトンボが飛び回る水面から少し離れたところに一匹のアカトンボ♀。

マユタテアカネ♀、翅斑型

写真:マユタテアカネ♀(クリックで拡大します)

翅の先に褐色の斑紋があり、ノシメトンボ、コノシメトンボ、リスアカネを真っ先に連想するところですが、体が小さいですし胸部側面の黒紋が繊弱です。
マユタテアカネ?

自宅に帰り、図鑑で調べたところマユタテアカネでした。
以前住んでいた北海道では透明の翅の個体ばかりでしたし、この同じ場所で去年見たときの雌も透明翅でしたので、少し感動しました。

この翅端に出現する褐色斑の適応上の意義は何かを考える上で、同一種の中にこの斑紋がある個体とない個体が存在することは考えるヒントになりそうです。

♂にあって♀になければ、♂の♀に対する性的アピール、もしくはナワバリを巡っての♂間の威嚇などの機能が考えられますが、両性に存在する場合は同種の認知、あるいは捕食者や餌動物に対する迷彩色もしくは攪乱ということも考えられます。

ただし、翅端の褐色斑のあるトンボが羽ばたいていると、少なくとも人間の眼にはよけい目立ちますので、迷彩の可能性は低そうです。

この後、別の場所に移動してちょっと面白い発見をしましたが、それについてはまた明日書きます。


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