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2015-09-14 (Mon)
昨日の記事の続きです。

秋雨前線が移動して晴天になった日、埼玉県西部の丘陵地への観察行。

渓流に沿った田舎道沿いを歩いていると小さな廃田のような地形の場所に浅い水たまりがありました。

真っ先に目に飛び込んだのはオオシオカラトンボ♂です(下の写真)。

オオシオカラトンボ♂、なわばり静止

さいたま市内ではシオカラトンボに比べて見かける機会が少ないので、腹部の濃いめの青と複眼のコーヒー色が私の眼を刺激します(笑)。

シオカラトンボもいます。
個体数はオオシオカラよりも多い。

目ざとく1匹の♀を見つけた♂が、あっというまにつかみかかり、交尾態になり、水面上を飛び回っては、岸の草にとまります。
その間、ほかの♂に邪魔されます。

シオカラトンボ、交尾、続きあり

間もなく、交尾態を解き、♀は草にとまります。
♂は少しの間その上空でホバリングしましたが、たの♂を追い払いに行きました。

いつもであれば、♀はすぐ近くの水面で打水産卵を行い、その上を交尾相手だった♂がホバリングしながらガードするのですが、この♀は草にとまったきりです。

シオカラトンボ♀、交尾直後

この♀が未熟なためなのか?
あるいは高齢気味なためなのか?
それとも?

写真を拡大してみると、翅の後縁の一部が破損していて、翅の膜も多少汚れています。
ですから、十分成熟している個体です。高齢化どうかまではわかりませんが。

翅の角度を見ると左右非対称ですし、元気がありません。

長い秋雨で十分餌を採れなかったための空腹のためか?
しかし、観察の前日も晴天でしたので、栄養補給は十分できたものと思われます。

そうなると、やはりお歳のせい?

これを確かめるには採集して解剖し、卵巣の状態や消化管内容を実体顕微鏡で観察すれば、かなりのことがわかるはずです。

皆さんも、観察中にこのような疑問を持たれたら、このような疑問解決法があることを思い出してはいかがですか?

この場所での観察にはおまけがあります。

そろそろ別の場所へ移動しようとカメラを肩に掛けなおそうとしていたら、この水たまりの向こう側からこちら側へ、細身のヘビがくねくねと蛇行して水面上を移動してきました。

ヤマカガシ

口から黒くて長い舌をピロピロと触角のように動かしていて、精悍な印象を与えます。
それでも黄白色の襟巻模様や、赤い色や青い色のまじったまだら模様を見せびらかしていて、ちょっとおしゃれで可愛い感じさえ与えています。

家に帰ってネットで調べたところ、ヤマカガシの若い個体であることがわかりました。

滅多に咬まないヘビですが、咬まれて死ぬ人もある毒蛇だとのこと。

この日は携帯電話を忘れて家を出たので、もし咬まれたら救急車を呼ぶこともできず、大変なことになるところでした(笑)。


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