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2015-11-25 (Wed)
10月中旬、好天の午前中、さいたま市の水田地帯にアキアカネ Sympetrum frequens の産卵の観察に出かけました。
稲刈りが終った水田のごく一部には浅く水が残り、そこには10ペア程度のアキアカネの産卵が見られました。

アキアカネの産卵自体、珍しいことではありませんので、取り立てて書き綴ることもないのですが、今回は一眼デジタルカメラの動画撮影を試み、まずまずのシーンが撮影できました。

今回、YouTubeに下記URLでアップロードしました。

https://www.youtube.com/watch?v=k6QyGgz9JqU&feature=youtu.be

YouTubeの動画は撮影時の速度のままですが、アップロードしたものと同じ動画ファイルを0.5倍速で繰りかえし再生したところ、アキアカネの連結ペアによる産卵動作について、以下のような特性を見てとることができました。
以下、「である体」で記述します。

毎回の産卵動作においては、雄が頭を前方に傾け、前方斜め下向きに前進しつつ、腹を基部から下前方に打ち振る。

この力で雌は斜め下前方に頭部から打ち振られる。

その際、雄の腹は鞭のように背方にしなう(雌の頭部・胸部の慣性により、雄腹部前端が引きとどめられようとするため)。

雌の体全体が鞭のようにしなりながら下前方に振り下ろされ、それにより、雌の腹端が水面あるは湿泥面を叩く。

腹端まz面を叩く瞬間には、雌の腹は、振られる勢いで振り子のように基部から下前方に、への字型に折れる。

おそらく面を叩いた衝撃が雄に伝わり、即座に雄は後部上方に体を引き上げる。

雌もこの間、翅を休まず動かせており、雄と同期した翅の動きをしているようだ。

つまり体の振り下ろしのときは雌も雄につられて振り下ろし、飛び上がりのときも、雄に合わせて飛び上がる。

つまり夫唱婦随の協調である。

協調したほうが、エネルギーの無駄が少なく、より多くの卵を産めるので、そのような協調をもたらす行動要素を産み出す遺伝的プログラムは自然選択(自然淘汰)により、集団の中で広がるということである。


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