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2016-04-30 (Sat)
NHKテレビの大河ドラマ「真田丸」の中では脇役に甘んじていますが、真田信幸(信之)は、沼田城主として検地を行い、天守閣造営を含む城郭や城下町の整備をおこなったことで、その妻小松姫とともに沼田の人々に慕われている存在といえます。

沼田城の全景と信之・小松姫の石像については前回の記事でご紹介しました。

今回は、沼田城址の再探訪がいよいよスタートです。

下の写真は、今回の再探訪の中で城址公園内の案内板に描かれていた「上野国沼田城絵図」の主要部分です。
※写真はいずれもクリックで拡大します。

沼田城再探訪-5

江戸幕府3代将軍家光が正保年間(1644~1647)に、全国の大名に城の防備体制を絵図に描かせて提出させた、正保城絵図の一つで、真田氏第4代城主信政の時代の沼田城と城下町の様子が分かる非常に貴重な資料とのこと。原図は国立公文書館内閣文庫に所蔵され、大きさが1.76m×2.34mもある(上記案内版の説明文より)というのも驚きです。

沼田城(本丸、二ノ丸、三ノ丸、捨郭)の跡地は廃藩置県ののち荒れ果てていましたが、旧沼田藩士の子息である久米民之助が私財を投じて購入し、園地として造営したのち、沼田市(当時は町)に寄贈したということです。

この公園の正面入口(テニスコート[三ノ丸跡]と市の観光案内所の間にある)から歩き始めます。

※観光案内所は今回立ち寄りませんでしたが、利根教育記念館の跡地に最近たてられたもので、沼田市の真田観光への力の入れ方がうかがえます。

すると、正面に久米民之助(皇居の二重橋の造営をしたことでも有名)の胸像が鎮座し、私が子供の時と同様に来園者を迎えています(下の写真)。

沼田城再探訪-6

その左に歩を進めると、下の写真のように本丸跡の広々とした園地をバックに案内標識が目にはいります。

沼田城再探訪-7

本丸跡の園地にはいって西へ歩くと、鐘楼が目に入ります(下の写真)。

沼田城再探訪-8

この鐘は1634年に真田信之が城主を譲った信吉が鋳造したもので、群馬県の重要文化財になっています(前記事の年表参照)。

※太平洋戦争末期には家庭用の鍋釜やお寺の鐘なども戦争用に供出させられたといわれていますが、この鐘は戦争でも動かない重みがあったようです。鐘楼のほうは、私が子供の頃は、沼田市立沼田小学校(私の母校)の西校庭と堀跡をはさんだ南側の道路傍にありました。それが老朽化して取り壊されてから長い時間が経過していましたが、文化財としての価値が再認識され観光上のメリットもあることから、この地に再建されたのでしょう。私の中では町家に囲まれるように立ち、町内の人々に時を告げていた鐘楼(鐘撞き堂)のイメージがまだ濃く残っているため、城址公園内に再建された鐘楼には若干の違和感が消え去りません。

鐘楼の前に立ち、振り返ると、そこから本丸跡の園地の対角線方向(下の写真中央に見える鳥居[英霊殿]の向こう側)には天守閣のあった小高い丘が見えます。

沼田城再探訪-9

※写真左には3つの獣舎が写っています。いずれも小動物が飼育・展示されているものと思われますが、今回は見ている暇がありませんでした。

※私が小学生の頃は、タヌキ、アナグマ、キジ、ニホンザル(当時、一段と高いおおきな檻の中にいました)が飼われていました。
天守閣跡の向こう側にはツキノワグマの檻もあり、見学者が手にちょっとした餌をつまんで熊の眼の前で「おまわり」と声をかけると、熊は後足で立ち上がってヨタヨタと歩きながらターンをしたものでした。

話が横道に反れましたが、鐘楼の前を通り過ぎ、園地の西端に着くと、そこは小高い丘になっていて、その端には桜の古木が聳えています。
これこそ、沼田・利根で一番有名な桜の木である「御殿桜」(写真中央の曲がりくねった枝を持つ古木)です。

沼田城再探訪-10

※私が沼田市に引っ越してきた小学生低学年の頃、父がこの御殿桜の下に町内会のメンバーと陣取り、花見に興じていたシーンが瞼に浮かびます。

この桜の木は樹齢400年余と言われており、真田信之が城郭を整備した当時もすでに咲き誇っていたことになります。

北村明道の描いた真田時代の沼田城(蔵内城)の全景図前回の記事で紹介)にもこの桜は描かれています(下の写真の左上隅)。

沼田城再探訪-11

当時はこの御殿桜と肩を並べるかのように、二層とも三層ともいわれる(やぐら)が築かれていたことがこの図やこの記事の冒頭で紹介した図からわかります。

櫓といえばつきものは、石垣です。
それについては、次回ご紹介することにします。


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