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2014-12-09 (Tue)
11月19日に、昇仙峡(山梨県)に出かけました。

お目当ては紅葉とロープウエイ山頂駅からの富士山の眺望でしたが、もちろん、トンボたちに会えるかもしれないという淡い期待から、愛用のデジタル一眼レフを携えてのドライブです。

ほぼ快晴の小春日和、そそり立つ奇岩と紅葉のコントラストを堪能しつつ、ロープウエイ駅に向かいました。

車内からの下界の展望はぐんぐん開け、ゴンドラは山頂駅(パノラマ台駅)に着きました。
そこから少し歩くと、富士山を遠望できるピークがあり、木立の隙間の空いているところを選び、さすがのお富士さんの姿だなと感嘆しつつ、シャッターを押しました。

そうこうして山頂駅に戻ると、売店の前の地面に突然トンボが舞い降りました。

あわてて、ズームが広角のままのカメラを向け、シャッターを押しました。

下がその写真です(横長の写真を縦長にトリミングしてあります)。

オツネントンボ ♂ @山頂
 ↑クリックで拡大します。

このブログですっかり主役になってしまったオツネントンボの♂です。

ズームをぐっと拡大してさらに数枚撮影しようとしたとたん、飛び立ってどこかへ行ってしまいました。
ま、ピンボケ気味のこの写真でも、パソコンで拡大すれば本種であることは確認できますので、証拠は押さえたことになります。

「地理院地図」で確認したところ、このトンボの写真をとった場所は標高1019メートルの地点でした。

あたり一帯、豊かな森林地帯ですが、近くにオツネントンボの棲めそうな池は見当たらず、最寄りの集落まででも直線距離で1キロメートル、標高差で300メートルも離れています。
たとえこの集落にオツネントンボの幼虫が育ちそうな小さな池があったとしても、このオツネントンボの♂は相当な距離を移動したことになります。

トンボは体が軽いですので、風に乗って移動したり、不本意ながら風に飛ばされることもありますが、これから厳しい冬に向かうこの時期に、標高1000メートル級の山頂付近でオツネントンボ(成虫越冬をします)が見られたのには、ハッとさせられました。

この♂も、この冬を生き延びて、来年の晩春にどこかの池で♀と出会い、子孫を残すことができればいいな、と思いつつ、下りのロープウエイに乗り込みました。


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